Outpatient外来診療

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科挨拶

当院耳鼻咽喉科は現在は非常勤医師を含め耳鼻咽喉科専門医は4名で、常勤の言語聴覚士も3名と充実した診療体制をとっています。

また当科の特徴としては難聴の最終的な治療である人工内耳とその術後リハビリテーションといった特殊な診療から花粉症や鼻詰まり・ちくのう症に対する内視鏡手術、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する手術、いびき・睡眠時無呼吸症候群に対する手術療法やC–PAP治療、甲状腺手術、耳鳴り・めまいなど幅の広い診療行っております。

特に聞こえの改善を目的とした補聴器や人工内耳・人工中耳など人工デバイスを用いた耳科学的治療、鼻づまり・花粉症の症状を軽くする内視鏡を用いた鼻科学的治療は地域の皆様が健康で生き生きとして自分らしい生活を送るために、また生活の質の向上に貢献できるのではないかと考えています。

地域・社会に求められる耳鼻咽喉科を目指しスタッフ一同、わかりやすい丁寧な診療を実践していきます。また、診療は完全予約制となっており、十分に時間をかけての診療が可能となっております。お気軽にご相談ください。

医師紹介

  • 耳鼻咽喉科専門医4人、言語聴覚士3人で診療にあたっております。みみ・はな・のどの病気に対する一般的な治療・手術に加えて、睡眠時無呼吸症候群の判定・治療や、難聴の精密検査、補聴器の適合、人工内耳のリハビリテーションも行っております。
  • 平成27年より安全性に配慮した耳鼻科用ナビゲーションシステムを用いた手術をおこなっており、手術の種類によっては入院期間を短くした日帰り手術や、鼻・副鼻腔手術など全身麻酔での一泊手術もお応えできるかと思いますので、お気軽にご相談ください。
  • 小島 憲医師

    メッセージ

    平成3年卒業、平成18年当院に赴任し、令和5年4月1日に副院長を拝命し、耳鼻咽喉科部長と兼任しております。
    現在は、耳鼻咽喉科領域全般の診療を行っていますが、特に難聴、小児難聴、耳鳴、睡眠時無呼吸症候群には予約外来を設置し、十分に時間をかけた診療を心がけております。

    専門資格と併任等
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医・指導医
    • 京都大学医学部臨床教授
    • 補聴器適合判定医師・補聴器相談医
    • 産業医研修修了
    • 緩和ケア研修修了
    所属学会
    • 日本耳鼻咽喉科学会
    • 日本聴覚医学会
    • 日本耳科学会
    • 日本鼻科学会
    • 日本耳鼻咽喉科臨床学会
    • 日本小児耳鼻咽喉科学会
    • 日本耳鼻咽喉免疫アレルギー感染症学会
    • 日本睡眠学会
  • 鹿子島 大貴医師

    メッセージ

    平成26年卒業、令和6年4月より当院に赴任しております。耳や鼻だけでなく、頭頚部などの耳鼻咽喉科領域にかかわる診療を満遍なく行っています。真摯に耳を傾け、最適な治療を提供いたします。

    専門資格と併任等
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
    • 補聴器相談医
    所属学会
    • 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会
    • 日本頭頚部外科学会
    • 日本耳科学会
    • 日本めまい平衡医学会
  • 神田 智子医師(非常勤)

    メッセージ

    耳鼻咽喉科一般の診療にあたってまいりました。今までの経験を活かし患者様の目線にたった医療を心がけたいと思っております。症状や治療について不安な点がありましたら適宜対応いたしますのでどうぞご相談ください。

    専門資格と併任等

    日本耳鼻咽喉科学会専門医

    所属学会
    • 日本耳鼻咽喉科学会
    • 耳鼻臨床学会
    • 日本耳科学会
    • 日本気管食道科学会
    • 日本頭頸部外科学会
    • 日本頭頸部癌学会

    耳鼻咽喉科一般の診療にあたってまいりました。今までの経験を活かし患者様の目線にたった医療を心がけたいと思っております。症状や治療について不安な点がありましたら適宜対応いたしますのでどうぞご相談ください。

  • 伊藤 壽一医師(非常勤)

    メッセージ

    高度難聴(聾)に対する唯一の治療法である「人工内耳」医療に、日本への導入時期から携わってきました。
    毎週木曜日の午後に人工内耳ときこえの診療を担当します。完全予約制となっておりますので、人工内耳など難聴治療についてじっくりご相談下さい。

    専門資格と併任等
    • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
    • 京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科頭頸部外科前教授
    • 滋賀県立総合病院研究上席研究員
    資格
    • 日本耳鼻咽喉科学会
    • 耳鼻咽喉科臨床学会
    • 日本耳科学会
    • 日本聴覚医学会

担当表予約制

午前 小島 小島
(難聴・耳鳴)
鹿子島 鹿子島 鹿子島
鹿子島 神田
(めまい)
伊藤
(人工内耳・きこえ)
小島
(鼻・副鼻腔)
午後 小島
(SAS)
内科1診にて診察
神田 神田
(めまい)
伊藤
(人工内耳・きこえ)
1・3・5 小島
2・4 鹿子島
<予約専用受付電話>

075-241-7152

(14時~16時30分)※土・日・祝日を除く

施設認定状況

当院は、京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科を専門研修基幹施設とする、
下記プログラムの専門研修連携施設です。

  • 京都大学・地域中核病院ネットワーク耳鼻咽喉科専門医育成プログラム 専門研修連携施設(Ⅱ)

専門外来

難聴・耳鳴 火曜日 午前
難聴 / 遺伝
小児難聴外来
水曜日 午後 
小児科外来にて診察
いびき・
睡眠時無呼吸外来
月曜日 午後 
内科1診にて診察
鼻・副鼻腔 金曜日 午後
人工内耳・きこえ 木曜日 午前

耳鼻咽喉外来まで問い合わせてください。

耳鼻咽喉外来

当院で可能な手術

  • 鼓室形成術
  • 顔面神経減荷術
  • 鼓膜穿孔閉鎖術 など
  • 内視鏡下副鼻腔手術
  • 鼻中隔矯正術
  • 下甲介粘膜レーザー焼灼術
  • 粘膜下下甲介骨切除術
  • 後鼻神経切断術 など
のど・口
  • アデノイド切除術
  • 口蓋扁桃摘出術
  • 軟口蓋形成術
  • 声帯ポリープ切除術
  • がま腫手術
  • 舌下腺摘出術
  • 舌小帯形成術 など
頸部
  • 甲状腺全摘出術/片葉摘出術
  • 甲状腺悪性腫瘍手術
  • 耳下腺摘出術
  • 顎下腺摘出術 など

きこえ外来(聴力検査)

きこえがおかしくなったら

様々な病気で“きこえ”が悪くなります。なかには歌手が罹患した突発性難聴など、治療により“きこえ”を取り戻すことができる難聴があります。

しかしながらこのような難聴も発症1週間以内に治療を開始しなければ効果が期待できません。
早めの治療が必要な難聴かどうか患者さま本人が判断することは困難です。
耳に水が入った感じ、音が響いたり割れたりする、耳鳴りが大きくなった、このような症状が1~2晩様子を見ても回復しない場合は、まず最寄りの耳鼻咽喉科開業医に相談されることをお勧めします。

入院安静やホルモン剤の点滴治療が必要と判断されれば、入院施設のある病院を紹介していただけます。発症後1週間のタイミングを逃すと治療成績が非常に悪くなりますので、普段から聴力をチェックしていただける耳鼻科のかかりつけ医を持たれることをお勧めします。

当院では耳鼻科常勤医着任を機にきこえ外来を開設しています。

突発性難聴などに対するホルモン剤の点滴治療だけではなく、中耳炎などに対する手術治療も行います。
難聴と諦めていた方でも診察の結果、実は治療可能というケースも多々ありますのでお気軽にご相談ください。

また、治療の効果が期待できないケースでは補聴器の使用をお薦めしています。
当院では補聴器相談コーナーをもうけ、ご希望があれば信頼のおける補聴器店を紹介させていただいております。

難聴/新生児・小児難聴外来

お子様に、ささやき声や小さな音が聞こえにくい、呼びかけにふりむかない、聞き返しが多い、などの症状がある場合、難聴が生じていることがあります。
急性中耳炎や滲出性中耳炎など回復可能な軽度難聴のこともありますが、中等度以上の難聴になると言語発達の遅れが出てくるため、乳幼児期の赤ちゃんからの治療や補聴器装用が必要になってきます。
より良い言語発達を得るため、出来るだけ早期に難聴を発見し、的確な聴覚補償と療育を行って参ります。

こどものきこえ外来では、赤ちゃんが難聴と疑われた場合、新生児スクリーニング検査(DPOAE、ABR)やこどもの聴力検査(BOA、COR、ASSR、遊戯聴力検査)などの詳しい検査を行うことができます。これらの特殊な検査を行うための検査機器を完備しており、熟練した言語療法士(ST)によって検査を行っております。
また、成人発症の先天性難聴、進行性難聴、難治性難聴についての診療も行っております。

事前にお電話いただければ予約などを対応させていただきます。
きこえに関するご心配、検査に関するご質問があればお気軽にご相談ください。

言葉の遅れ、発音、嚥下の相談(構音・嚥下障害)

言葉が遅い、言葉が少ない、言葉は出ているが発音が気になる・・・などの相談をお受けしています。
言語発達や嚥下機能に遅れがある(知的障害、ダウン症、喉頭軟化症など)、構音障害(口唇口蓋裂、舌小帯短縮)、吃音、ASD(自閉症スペクトラム症)などの診断や構音評価を行うことができます。
お子様の構音の発達をうながすための練習が必要と判断した場合、言葉の発音練習や教育を医師と言語聴覚士が連携して行って参ります。
お子様の発音や言葉の遅れに関するご心配、検査に関する質問があれば、まずはお気軽にご相談ください。

TOP